理科教育学研究室
山野井 貴浩 准教授
個人ページへ卒業研究
理科教育学の中でまだやられておらず、なおかつ研究する価値のあるテーマを、学生の興味を踏まえつつ検討し、決定していきます。小学校教員を目指す人は小学校理科に関するテーマ、中高の理科の教員を目指す人は中高の理科に関するテーマに取り組むことが多いです。教員の研究テーマ
理科の中でも主に生物教育に関する研究に取り組んでいます。特に生物の進化や遺伝に関する認識調査や教材開発が中心的なテーマです。進化や遺伝については誤概念が多く存在し、通常の授業では修正できないことが先行研究により明らかになっています。誤概念の存在を明らかにするとともに、誤概念を科学的に正しい概念へと変容させる教育法の開発を目指しています。 ▶研究業績などこれまでの卒業研究
- 2021年度
- 「小学校理科教科書におけるQRコードの掲載状況と教員対象の利用状況調査」
- 「小学校第4学年理科「季節と生物」において学習用アプリを用いた生物マップの作成により生物の季節変化についての理解を深める授業の開発」
- 「中学校の夏休みに行われる自由研究の意識調査とその結果から作成したワークシートを用いた授業実践」
- 「突然変異による遺伝子変化の蓄積が進化に繋がることを生徒に理解させるジグソー型教材の開発」
- 「教員研修プログラムの開発に向けた植物観察実習の重要要素の検討」
- 「小学校理科教科書におけるQRコードの掲載状況と教員対象の利用状況調査」
担当授業
授業は主に小学校理科に関する授業を担当しています。1年生で履修する「教科概説 理科」では、小学校理科ではどのような内容が扱われるかを概説します。2年生で履修する「理科教育Ⅰ」では小学校理科で行われる観察・実験を実際に体験しつつ、問題解決型の授業づくりや児童の先行知識や誤概念を踏まえた教え方について説明します。3年生で履修する「理科教育Ⅱ」は、15名程度の少人数での開講となり、小学校理科の模擬授業(45分)の実施に1~2名で取り組みます。電子黒板やタブレットPCなどのICT機器の有効活用方法についても体験的に学びます。これらの授業を通して、4年次の教育実習に臨みます。授業中の写真

授業の様子