結婚後に多い問題


【結婚後のパートナーとのズレや、結婚前に話し合っておいたほうが良いと感じたこと】

「結婚後に感じたパートナーへのズレやストレス」について、また「結婚前に話し合っておいたほうが良いと感じたこと」について、既婚者への自由記述式のアンケート調査を行ったところ、以下のような回答が寄せられました。重複する回答も多数寄せられましたが、その主なものを紹介します。
1.結婚後に感じたパートナーとのズレやストレス ()内は結婚期間

<女性>

・家事・育児に非協力的。(9年)
・子育てに協力しない。お互いいるのが当たり前で感謝を忘れている。
付き合っているときのように楽しいことがなくなった。(9年)
・金銭感覚。(23年)
・夫が仕事で遅いので会話がない。
自分は仕事を辞めたので、家にいると取り残された感じ。もっと二人でいられると思っていた。(5年)
・食べ物の好み、性格の違い、ものの考え方、子どもの育て方。(13年)
・子育ての考え方の違い。金銭感覚の違い。
かなり価値観にズレがあり、休みの日に1日中TVゲームをされたり、大人になりきれていないところを見ていると、自分1人が頑張っていることにだんだん怒りを感じる。(6年)
・あまりにもマイペースで、妻へのいたわりや思いやりが感じられない。(19年)
・夫が子どもを叱る時の態度。子どものことをきつく叱るのが直らない。(10年)
・女の人の現実的な所と、男(夫)の夢見がちなところ。(7年)
・話をあまり聞いてくれない。話し合っているつもりでいても、
すぐカッとなって、話し合いが口げんかになってしまう。(21年)
・相手の嗜好(タバコやお酒など)や食習慣を含む生活習慣の違い。(19年)
・家にいる時は何もしない人。妻がどんなに忙しくても、テレビを見ているか寝ていた。優しい人だが、気が利かない人だ。(29年)
・夫が口うるさい。夫の家族がおせっかい。(1ヶ月)
・時間の過ごし方。お互いの生活観の違い。子育てなど。(14年)
・同居の問題。3食おさんどんの繰り返しについて。(22年)
・子育て。最初の頃は、社会から切り離されてしまう不安があった。夫とのズレは、価値観が違うということ。「こんなはずじゃなかった」と思うときは、やはり、育ってきた環境とか価値観の違いを思い知らされた。(20年)
・別居はしていたが夫の両親との付き合い方。金銭面でのズレ。色々なことについて価値観に違いが出てきて、お互いに思いやりが持てないときが度々あった。(19年)
・夫の親に対する感情。夫はもっとドライだと思っていたが、結構気に掛けていて、こちらにもそれを要求する。金銭感覚にもズレを感じる。(13年)
・家族で食卓を前に過ごす時間が非常に少なく、子どももそれに慣れてしまった様子。自分の時間が全く取れず、ストレスを感じる毎日。(7年)
・休みの日には子どもたちを連れてもっと遊びに行きたい。金銭感覚のズレを感じる。以前は子どもの食事を作って食べさせてくれたりしたが、最近妻方の実家に入ったら、何もしなくなってしまった。(2年)
・夫は妻の実家の家族を理解し近付いて行こうとしない。夫の親の力が強すぎる。(29年)
・夫は帰りが遅いため、子育てに協力できない。夕食を一人で食べるのは寂しい。(3年)
・価値観の違いや、自分の周囲の状況における優先順位の違いなど。姑の過干渉。(20年)
・会話が少ない。子育てに協力してくれない。マイホーム購入後は金銭的に非常に細かくなった。(20年)
・長時間の晩酌。子どもへの接し方。(28年)
・仕事と家事の両立。妻が仕事で夜遅くなるときの夫の不満。(19年)
・育ってきた環境が違いすぎて日々の生活に対しても、子どもに対しての思いも違っていた。義父母に対してもなかなか馴染めなかった。甘い言葉のキャッチ・ボールもなく、義務的な性生活にうんざり。(13年)

<男性>
・子どものこと以外夫婦の会話が無い。(5年)
・金銭的に不自由になった。(3年)
・生計を維持するという責任から来るストレス。(1年)
・一人になりたい時に一人になれない。自分の空間が無い。大事なものをしまう場所にも困る。(1年)
・自分の時間が無い。減少した。(4年)
・馴れ合い。煩わしい。(8年)
・食事,掃除等のやり方の違い(生活習慣の違い)。(5年)
・性生活のバイオリズムの違い。(5年)
・多忙による日ごろのコミュニケーション欠如を補う為の会話や行動に対し、
いい加減な態度を取られた時。(8年)
・価値観の相違(宗教観、倫理観など)。(12年)
・思いやりが思っていたほど互いに無かった。(8年)
・子どもの教育に対する考え方・子どもに対するしつけ。(10年)
・性格(こんなにいい加減な奴とは思わなかった)。(4年)
・お金(何に出費すべきか)・友人関係(どのように家族として接するか)等における価値観のズレ・違い。(1年)
・お互いのコミュニケーション不足から「わかってもらえる」と思い込んでいたこと。(12年)
・両親との距離感。妻が実家に頼る。(5年)
・生活パターン(生活の価値観)の違い。(17年)
・生活習慣の違い。(8年)
・喧嘩要因 @お金,A実家,B子ども。(20年)
・私が、家内の両親への態度と、家内の私の両親に対する態度の違い。(12年)


2.結婚前に話し合っておいたほうが良いと感じたこと ()内は結婚期間

<女性>
・育児について(9年)
・お互いを大切に思いやること。子どもについてなど。(9年)
・育児や家事全般について一人で背負い込んでいたので分担の話し合いをするべきだった。(23年)
・お互いの両親の老後のこと。(17年)
・お金の使い方。(5年)
・ローンや保険の支払いがどのくらいあるかとか、お金関係。親の老後の同居など。(13年)
・年を取ってから何をしたいか。実家が遠かったため、親を誰が見るかなど。(6年)
・具体的な役割分担。とにかく何もしない人なので。(19年)
・思ったことを何処まで口にするのかということ。言葉にしなければ分からないが、夫は「解れ!」という。(7年)
・お互いの親のこと。やはり、言うべきことは口に出して言わないと、分からないことが多い。(21年)
・タバコ・お酒などの嗜好について。主従関係ではなく、対等な関係で生活できるかを話し合うべきだった。お互いに尊敬できる関係でなければ結婚すべきではない。(19年)
・「できちゃった結婚」なので、全てにおいて話し合い不足。特に夫の両親との同居など。
子育てについても話し合っておくべき。(1ヶ月)
・お互いに夫婦として、理解し合い、助け合い、話し合うということの共通理解。(14年)
・親との同居について。(22年)
・経済問題。金銭感覚。(20年)
・将来設計。互いの両親のこと。
・家のこと。結婚してすぐ海外赴任であることが分かっていたため、帰国後に何処に住むか詰めていなかった。予想外に早い帰国後、夫の親と同居することになり、これも予想外の展開だった。(13年)
・具体的な生活設計。(29年)
・マイホームに対する考え方。いつ頃買うか、マンションか一戸建てかなど。(3年)
・結婚を「なんとなく」決めてしまったことを非常に後悔している。お互いの相手に対する不満や我慢できないことなど、言いにくいことも、どんどん指摘しておいた方が良い。(20年)
・子どもがすきかどうか。お互いの家族との付き合い方。(20年)
・話し合える体制作り。実家への訪問の仕方や回数。(28年)
・共働きをするなら、家事の分担や仕事上の付き合いについて。(19年)
・出来事に対してどう考えるかもっとよく話し合うべきだった。大切にするものが本当に違った。自分は誕生日や記念日など大切にして行きたい。両方の両親も同じように接し大切にしたいと思っていたが、相手の悪口ばかりで心身共に苦痛ばかりだった。(13年)

<男性>
・よく話し合える関係かどうか見極めることが大切だった。(5年)
・夜の営みに対する考え方。(8年)
・料理,掃除等の日常生活の習慣。(4年)
・宗教観の違い。(4年)
・双方の親に対しての対応の仕方。(5年)
・自分の親とパートナーとうまくいくかどうかということ。(12年)
・借金,性格,料理の腕前(7年)
・ちょっと嫌だなと結婚前に相手に思っていたことは、やっぱり嫌なもの。
これは一生直らない。逆にひどくなるもの。(20年)
・結婚前は、2人が結婚するのであって、両親は関係ないと思っていたが、
実際には各両親との相性も大事であった。(8カ月)
・親との同居経験は無いが、どんなに旦那の両親と嫁さんが仲が良くても、
同居してうまくいくとは限らないと思う。奥さんの両親との同居の方がはるかにうまくいくだろう。
キーポイントは、「水まわり」だと思う。台所、トイレ、風呂は別々にすることがうまくいかせる秘訣では?(17年)
・独身時代には、自分の時間と空間を好きなように使えたのが、結婚したとたんにその自由が消滅する。
妻が専業主婦の場合は、その夫のストレスが理解しがたいだろう。
私は、数年前寝室の一角を区切って、一畳の書斎を作った。
それからというもの、精神的にもハッピーで、とても安らかな気持ちだ。
もっと早く、例えば狭い新婚家庭でもそのことに気付くべきだった。
よく話し合える関係かどうか見極めることが大切だった。(17年)
・夫婦共働きの場合は、家事の分担を話し合っておく必要がある。(17年)
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