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87708 遺伝は信用なるものなのか。
2016/10/22(土)22:58 - eg16b6h11111s - softbank126076098148.bbtec.net - 241 hit(s)

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 今回は遺伝と環境というテーマで講義が行われた。その中で「先天性と後天性」が一つ、大きな疑問として議論された。遺伝とはどのようなものなのか、「先天性と後天性」にはどのような違いがあり、教育やその後の人生にどのように関係してくるのか、また、遺伝による環境の変化や違いなどについて考えていきたいと思う。
 まず、遺伝における「先天性と後天性」について述べていきたいと思う。先天性と後天性は似ているようでまったく別のものである。先天性とは人間や動物が生まれながら持っているということである。つまり先天性はイコール「遺伝」である。逆に後天性とは生まれた後の環境や出来事により習得する能力のことである。ここでは後天性は決して遺伝はないというのを押さえておきたい。
 では、そもそも遺伝とは何なのかということに注目していきたい。簡単に言えば親の持つ能力を子がそのまま受け継ぐということである。両親の持っていた能力を生まれながら、生まれつき持っているということになる。当然親からしたら自分たちの子供であり、自分たちの血をひくものであるから、それなりの期待、将来どのような人間に育つのか、どのような人間に成長するのか、期待も膨らみ、理想の姿も想像しているはずである。
 近年では医療、技術の発達により、この遺伝子を操作する、遺伝子検査、こういったことが行われ始めている。このことはこれからの教育や、子どもたちの未来にとって大きくかかわってくる問題であるから、述べておきたいと思う。
 遺伝子検査とは何なのか。遺伝子検査とは簡単にその人が持つ遺伝子を検査することである。遺伝子検査は、遺伝子の持つ情報を解析することで、生まれ持った病気のなりやすさや体質などを知ることができる検査である。このことを「DNA検査」と呼ぶこともある。
遺伝子検査はこの10年近くでDNAの解析技術が急速に発展したことから、より身近なものへと発展してきた。本来、遺伝子検査とは血液の採取によって行われてきたが、最近では血液ではなく唾液でも簡単に遺伝子を調べられるようになり、より、身近な検査となった。そんな遺伝子検査であるが、当初は病気の発見、体質を調べることに使用されてきた。しかし、近頃の遺伝子検査では記憶力や運動能力、音楽や絵画の芸術的才能など、多くの項目を遺伝子レベルで調べ、早めに才能を見つけ、より小さい領域の特定の分野の教育に使用されて始めているのである。子どもの遺伝子を調べて、この子には「○○の才能がある」と見極めて、その才能をさらに伸ばしてあげる環境を整えたり、「○○の分野に特化している」と見極めて、早めにその子がその分野に集中して取り組め、成長しやすい環境を整えたりしているのである。事実例にはなるが、実際に中国ではその検査結果をもとに習い事を決めることが、ごく普通になっているとも言われている。
繰り返しにはなるが上記で述べた遺伝子検査は「才能の発見」を目的としたものである。特に前回の講義でも話題になった親が子どもに対して行なう「早期教育」に活用しようとする目的が多いというのである。しかし、遺伝子操作を教育に取り入れることは本当に正しいことなのだろうか。私はこのことに対して反対である。確かに遺伝子検査の技術の発達、医療への普及により病気や体調を知るうえで大きな役割を持っているのは間違いない。そのような分野へはもっと積極的に使用すべきだとも思う。しかし、才能を知る、能力を知ることについては様々な要素が複雑に絡んでくるため、遺伝子検査を使用して教育を行うことは少し無理があるのではないかと思う。つまり遺伝子検査で調べられる才能には、限界があると考える。
確かに遺伝子検査で子どもの才能をいち早く見つけることができれば、効率的に子どもを正しい方向へ導けるかもしれない、と思ってしまうかもしれない。まず「遺伝子検査で確実に才能を見つけるのは難しいのではないだろうか。能力に関わる遺伝子は複数あり、それらをすべて検査で調べることは現実的に不可能だからです。
多くの遺伝子検査では、20種類ほどの遺伝子を調べ、それをもとに才能を評価していくという。しかし実際は記憶力であれ運動能力であれ、様々な力が複合的に絡み合って発揮されるため、調べる遺伝子の数に限りがある検査で正確な診断をすることは難しいのは明白である。
また、前回のレポートでも述べたように、こういった検査をすることで、逆に子どもの可能性を限定してしまうという問題も必ず出て来てしまうはずである。たとえば本人が水泳をやりたいと言っても、検査結果で芸術分野の才能ありと出た場合、親にそちらの教育を押しつけられてしまう可能性も。こうなる前にも遺伝子検査は慎重に行う必要があると考える。
 以上、先天性や後天性、遺伝子検査などについて述べてきたが遺伝にこだわって教育行うのは危険であると思った。親にとっては自分の子供なので、「こんなはずじゃない」「私はこれくらいできた」などの先天性の遺伝にどうしても頼りがちである。しかし、子供は努力次第で後天性の成長の伸び幅というのはかなり大きくなってくるはずである。だからこそ、親がまず、きちんと子と向き合い、本当の子供の能力を知って、遺伝に頼るのではなく、その子にあった学習システム、ペース配分を考えさせてあげることが必要である。
 繰り返しにはなるが、遺伝を教育と結び告げていくことに私は反対である。


参考文献
遺伝の仕組み http://www.karada-navi.com/bacteria/biology/1479/
遺伝子検査とは https://mycode.jp/whatisdna/testing.html


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【87708】 遺伝は信用なるものなのか。 2016/10/22(土)22:58 eg16b6h11111s (4587)

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