ごあいさつ

学んで品格を高めよう

文教大学生涯学習センター センター長 金子 俊

 幾つもの出版会社から各自治体に採用申請がなされた夥しい数の教科書があります。筆者は、一昨年は小学校、昨年は中学校の全学年・全教科について、それを全て読んで採択するという機会があり、本当に大変な思いをしました。それでわかったのですが、申請された教科書は、筆者が半世紀以上も前に使用したものとはまるで違います。どの会社のものも綺麗で読みやすく、内容は充実していて、しかもレベルが高いのには驚かされました。厳選された国語の名作、理科・数学の新しく高度な分野、変化した近代史等々、本当に素晴らしいものが登載されていました。できるならばもう一度義務教育を受けてみたいと思いました。考えてみれば、家庭生活、地域社会や政治の実態、国際情勢、科学技術等々、全てが筆者の子どもの頃とは一変しています。このままでは若者、いや、子どもにも相手にされなくなるのではないか、と焦りさえ覚える程です。こうした変化を感じている方は、各方面・分野の中にも大勢いるのではないかと思います。
 このようなことから、文教大学生涯学習センターでは、今年度から、越谷キャンパスにおいて実際に中学校で使用されている教科書を用いて、クラスメイトと一緒に学ぶ講座を開設しました。また、埼玉県と連携して、国際関係や健康増進関連の授業を学生と一緒に受講する大学開放授業講座(リカレント教育事業)も開設しました。もちろん、時局に合った特別講座を始め、教養や趣味、資格取得、湘南キャンパスでは茅ケ崎市と共催する公開講座など、従来からの講座も多数設けています。
 こうしたことが出来るのも、文教大学の越谷キャンパスには、教育学部、人間科学部、文学部があり、湘南キャンパスには、情報学部、国際学部、健康栄養学部、経営学部があり、それらの一部を除いて大学院まであるからです。そして、そこには様々な分野の現職教授・名誉教授等が300名余もいて、地域の皆さんのお越しをお待ちしています。どうぞ、奮っていろいろな講座を受講して下さい。学ぶことは、貴方の品格ばかりでなく、地域、ひいては日本の品格をも高めることになると思うからです。

文教大学生涯学習センター
センター長 金子 俊