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独自の拡張(file)

SET #経路番号 : ENDOFLINE 文字列式
  PRINT文,INPUT文,LINE INPUT文,WRITE文,READ文における行末(または記録末)文字を設定する。設定可能な値は,CHR$(13)&CHR$(10),CHR$(10)&CHR$(13),CHR$(13),CHR$(10)のいずれか。
Linux版では,この文を実行する前の行末文字はCHR$(10)である。
他OSで作成されたファイルを読む場合に設定を変更する。
 CHARACTER INPUT文ではこの文での設定を無視する。

ASK #経路番号 : FILESIZE 数値変数
 バイト単位のファイル長を数値変数に代入する。

SET DIRECTORY a$

カレントディレクトリを文字列式a$が指定するディレクトリに変更する。

ASK DIRECTORY s$
  カレントディレクトリを表す文字列を文字列変数s$に代入する。

FILE GETNAME s$
FILE GETNAME s$, 文字列式
  ファイルを開くダイアログを表示し,利用者が指定するファイル名を文字列変数s$に代入する。
 文字列式を書くと,その値を既定の拡張子としてファイルダイアログを開く。

FILE SPLITNAME (a$) path$, name$, ext$

ファイル名を表す文字列式a$を,ドライブ名とパス名を表す部分,ファイル名本体,拡張子部分の3つに分割し,文字列変数path$, name$, ext$に代入する。



FILE RENAME a$,b$

a$が示すファイルの名前をb$に変える。a$,b$は文字列式を書く。

a$が指示するファイルが存在しないとextype9003,b$が指示するファイルがすでに存在する場合はextype 9004,他の理由で改名できないときはextype 9000 の例外状態になる。



FILE DELETE a$

文字列式a$が示すファイルを削除する。

  ファイルが存在しないとextype 9003,削除できないときはextype 9000の例外状態になる。

True BASICのUNSAVE文,MicrosoftBASICのKILL文に相当。

FILE文の使用例
  指定ファイルに含まれる英字をすべて大文字に変換する。
100 FILE GETNAME s$
110 FILE SPLITNAME(s$) path$,name$,ext$
120 LET t$=path$ & name$ & ".TMP"
130 OPEN #1:NAME s$
140 OPEN #2:NAME t$
150 ERASE #2
160 DO 
170    LINE INPUT #1,IF MISSING THEN EXIT DO:line$
180    LET line$=UCASE$(line$)
190    PRINT #2:line$
200 LOOP 
210 CLOSE #2
220 CLOSE #1
230 FILE DELETE s$
240 FILE RENAME t$,s$
250 END