比較文化論(三木担当分) 今日のおすすめ                12・5・17現在
 
 
T.フランスの地理
 
○小田中直樹(2005):『フランス7つの謎』,文春新書,197p.
 フランスという国の特徴を7つの疑問を切り口として説明したフランス入門書です。日本人からの視点で(つまり、日本との対照を念頭において)書かれているので、その意味でも興味深く読める本です。また、各章末におかれた読書案内は、次の段階に進むための良い道しるべとなるでしょう。
 
 
U.フランスの歴史
 
○遅塚忠躬(1997):『フランス革命 −歴史における劇薬−』,岩波ジュニア新書,204p.
 フランス史を語る上で外せないフランス革命の意味について分かりやすく書かれた好著です。絶対的な良い・悪いではなく、相対的・冷静に革命をとらえている点に好感を覚えます。「劇薬」の意味をかみしめつつ読んでみたい本です。
 
 
V.フランスの音楽
 
○岡田暁生(2005):『西洋音楽史 −「クラシック」の黄昏−』,中公新書,243p.
 壮大なクラシック音楽の歴史をコンパクトにまとめた優れものの概説書です。中世から20世紀までを幅広く、かつ手際よく扱っています。図版も多数おさめられており、読解の手助けとなります。教養としてクラシック音楽にふれたい人におすすめです。
 
 
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