学校教育課程数学専修
最終更新日 2021.10.26
受験生からのよくある質問とその回答
- 数学専修では,どんな数学を勉強するのですか。
- 小中高等学校での指導の裏付けとして理解しておくべき内容を学びます。
数学には多種多様なブランチがあるのですが,そのすべてをカバーしてはいません。
- 数学Vで受験したいのですが,可能ですか。
- A日程入試・全国入試は,数学I・U・A・Bのみですが,C日程では「数学T・U・V・A・B」が出題されます。
2022年度C日程入試概要
- 数学Bの教科書が終わってないので, 心配です。
- 高等学校「数学B」は3領域のなかから2つ以上を選択して学習する科目です。
「数列」と「ベクトル」を学んでいれば,入学後の学習に支障をきたすことはありません。
- 数学専修では,数学ばかり勉強するのですか。
- 小学校の各教科に関する科目や教職科目もあるので,数学に割くことのできる時間はそれほど多くありません。
そのため,数学が苦手であるのに入学して,単位取得に苦労する学生も見受けられるので,慎重に進路を選択してください。
- 数学専修で勉強する数学は難しいですか。
- 理学部数学科で学ぶような高度な数学を扱うことはありませんが,といって,高校までの数学の復習でもありません。
数学が好きな人にとっては物足りない内容が中心になりますが,さほど好きではない人にとっては難しい内容かも知れません。
特に,決まった手順に従って計算していけば答えが出るのだから数学は簡単だと考える人は,挫折する可能性が高いと思います。
- 計算が苦手(算数が不得意)なのですが,大丈夫ですか。
- 数学は,計算を手段としてさまざまなことがらを調べていきます。
数学を学ぶためには長大で複雑な計算を忍耐強く実行することも必要です。
算数レベルの単純な計算は考え方を理解していれば十分ですが,高校数学で習う計算は確実に実行できる必要があります。
- ピアノを弾いた経験がないのですが,大丈夫ですか。
- 小学校教員を目指す学生のために,ピアノ・オルガンの演奏技術を学ぶための選択科目「ピアノ基礎技能演習」が用意されています。
- 授業は何時に始まりますか?
- 授業は9時10分に始まります。
北越谷駅西口から校門まで徒歩10分です。電車を降りてから教室までだと,もう少し,余分にかかります。
- 中高数学科の免許を取らないで卒業することはできますか。
- 中学校(数学)高等学校(数学)の免許取得に必要な科目のほとんどが卒業要件に含まれています。それらを取らずに卒業することはできません。
なお,逆に,小学校の免許取得に必要な科目を取らずに中・高の免許に必要な科目だけ取って卒業することもできません。
- 高等学校の教員になりたいのですが,可能でしょうか。
- 中学校教員に比べて数は多くありませんが,高校教員となっている卒業生もいます。
ただし,高等学校数学科の免許を取得することと,実際に高等学校で教えられることとは別物です。数学を勉強するのが嫌いな人にはお勧めしません。
- 小学校教員を志望すべきか,中・高教員を志望すべきかで迷っています。
- 学校教育課程はどちらの進路にも対応しますから,選択を教員採用試験直前まで延ばすことができます。
ただし,どちらも中途半端な勉強になってしまわないようにするために強い意志が必要です。
- 教員採用試験に合格できなかった卒業生はどうしているのですか?
- 正規合格でなくても,補欠,期限付きなどで採用されることがあります。
期限付きで採用された場合,次年度の採用試験は優遇されるのが普通です。
また,採用試験で結果を出せなかった卒業生も,大半は1年限りの臨時採用(臨任)で教員となっています。