課程長挨拶

心理教育課程のめざすもの

新入生のみなさんに、心理教育課程の特徴について紹介します。

現代は、社会の変動が速く、激しいものとなっています。また少子化もますます進み、子どもたちやその保護者たちに、さまざまな影響が生じています。そのため、子どもたちの健やかな成長・発達をうながすことのできる、総合的な力を備えた教育者・保育者が切実に求められています。このような社会的ニーズに応えることができる「心の教育」の専門的な担い手の育成をめざしているのが、わが心理教育課程です。

心理教育課程は、児童心理教育コースと幼児心理教育コースの2つのコースから成り立っています。いずれも心理学と教育学とを統合して学ぶことを基本としています。子どもや保護者の理解とそれらの人々と関わる力を心理学で、子どもに働きかける力を教育学で身につけます。そして、心理学や教育学を学校教育や幼児教育、あるいは子育て支援などの場で実践的に生かすことができるように、幼稚園教諭一種免許状や小学校教諭一種免許状、保育士資格、認定心理士申請資格等の免許・資格の取得が可能なカリキュラムを用意しています。

免許・資格の取得のためには、学内での授業にとどまらず、学外での教育実習や保育実習なども行わなければなりません。また関連の教育や保育の場でのボランティア活動への参加も求められます。大学生活の4年間は、みなさんにとって、大きな岐路となるはずです。子どものためにどうするかということは、子どもと接する側、つまりみなさん自身のあり方の問題でもあります。みなさんが自分自身を豊かにするためにも、この大学生活を大事に過ごしていただきたいと思います。

2015年(平成27年)度で、心理教育課程は創設13年目を迎えました。これまでの卒業生の進路は、多くが小学校教諭や幼稚園教諭、保育士など、教育・保育関係ですが、公務員や企業への就職、大学院や教育専攻科、専門学校への進学、海外留学などもありました。 心理教育課程は、広く子どもの成長・発達にかかわる仕事にたずさわっていきたいというみなさんの夢と希望が実現するように、応援していきます。

心理教育課程長 石川 洋子